既定の温度間における1Kあたりの抵抗値の変化率を百万分率で表したものが抵抗温度係数(T.C.R.=Temperature Coefficient of Resistance)です。次式により算出した値となります。
T:試験温度(°C)
T0:基準温度(°C)
R:試験温度T(°C)における抵抗値(Ω)
R0:基準温度T0(°C)における抵抗値(Ω)
例えば、25°Cで公称抵抗値100kΩ、T.C.R.が±100×10-6/Kの抵抗器は、+125°Cで使用した場合、99kΩ~101kΩの間で抵抗値が変化します。T.C.R.は抵抗体の材質によって決まる値であり、一般的には金属皮膜は抵抗温度係数が小さな抵抗体です。 このT.C.R.は、温度によって抵抗値が直線的に変化することを示すものではありません。
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