表面実装抵抗器の負荷軽減とは

端子部温度による負荷軽減

要約

過去から用いられている周囲温度を基準とした抵抗器の負荷軽減は、発熱のほとんどが大気へ放熱されるリード付き抵抗器に適しています。一方、発熱のほとんどがプリント基板へ放熱される表面実装抵抗器には、端子部温度を基準とした負荷軽減が適しています。本テクニカルノートでは、表面実装抵抗器の負荷軽減の基準として端子部温度が適している理由を解説します。

表面実装抵抗器の発熱はほとんどが端子部の伝導により、基板に放熱されます。また、プリント基板を介した周囲部品からの熱影響も考慮する必要があるため、チップ抵抗器の端子部の温度が、抵抗器の温度の基準に適していると言えます。

ダウンロード資料
Last Update:2020/09/10

この続きをご覧いただくにはログイン/新規会員登録が必要です

弊社または権利所有者の事前の承諾なしに、掲載内容のすべてまたは一部を許可なく使用
(複製、改変、転載、流用、配布、掲示、販売、出版など)することは法律で固く禁止されています。

関連製品を見る

抵抗器による「電流検出」のポイント

抵抗器による電流検出の注意点などを解説

抵抗器のパルス電力耐性とは

抵抗器のパルス電力耐性の評価及び部品選定について解説

表面実装抵抗器の負荷軽減とは

表面実装抵抗器の端子部温度による負荷軽減の注意点などについて解説

高周波特性について

抵抗器を高周波で使用する場合の注意点について解説

チップ部品の発熱と対策

熱抵抗を指標とした基板による放熱設計の基本的な考え方の解説

抵抗器のESD耐性とは

抵抗器のESD試験方法の概要と抵抗器の種類やサイズ、抵抗値により耐性が異なることなどについて解説

抵抗器の耐環境性

抵抗器が使用環境から受ける故障事象と原因及びその対策を解説

製品のお問い合わせはこちら

お客様の課題に合わせてご提案します。お気軽にご相談ください。