温度センサ

温度センサに共通な事項

  • ESDなどにより、過電圧が印加されるとセンサ素子が破壊されることがあります。
  • 電極間に結露した水滴、不純物が付着して抵抗値が低下することがあります。
  • 温度センサの精度を維持するために、温度差の大きなヒートショックは、避けるようにしてください。
  • 温度センサは、特殊な感温皮膜を用いる製品もありますので、常時、高温度領域でご使用いただく場合は、別途ご相談ください。

白金薄膜温度センサ

  • SDT101B及びSDT310P、SDT310MTM、SDT310AP、SDT310HCTP、SDT310VASPは耐熱性リード線を使用しているため溶接による接続を推奨します。はんだ付けを行う場合は、ステンレス用のフラックスをご使用ください。はんだ付け後は十分な洗浄を行ってフラックスが残らないようにしてください。
  • SDT101シリーズ、SDT310シリーズとも高精度な温度測定を行う場合、3線式もしくは、4線式での測定を推奨します。
  • モールド加工や金属保護管内に樹脂充填して使用する場合、使用する樹脂によっては、抵抗値変化を起こすことがあります。

温度センサ

  • STシリーズの抵抗値は、STシリーズに用いている素子(SDT101シリーズ、SDT310シリーズ)の抵抗値で規定しております。従って外部導線の抵抗は素子の抵抗値に加算され、温度測定誤差に影響を与えることになります。このため、外部導線は短いほど誤差が少なくなります。
    例えば、SDT101シリーズで100Ωの素子を使用したSTシリーズの場合、外部導線抵抗値が1Ωあるとすると、2.9℃の検出誤差が出ます。 外部導線の抵抗による測定誤差をなくすためには、3線式、4線式をお選び下さい。
  • センサ素子は、十分な耐熱特性を有していますが、外部導線や充填剤などの材料により、使用温度範囲が異なります。使用温度範囲及び使用環境により適切なセンサをお選びください。
  • STシリーズの品質保証は、素子による品質保証となります。

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