徹底したムダの発見と排除で確かな利益
KPS活動のスタートにあたって、まずは社内にKPS推進本部を発足し、社員の意識改革や志気向上を目的に徹底したモラール訓練を始めました。また外部からの改善指導や実践研修などの協力を得て、製造部門・物流部門・間接業務部門におけるあらゆる場面での改善を推進。すべてのシステム、モノや情報の流れの中で徹底したムダの発見と廃除に全力を尽くしました。
その結果、KPS活動の第1ステージである1987~97年の10年間において、棚卸資産(製品・半製品・原材料)を1/6まで減少、また生産リードタイム(製造指示から製品を納入するまでの時間)は1/8までに短縮、さらに設備回転率を3倍に向上するという当初の目標を上回る成果をあげることができました。
このKPS活動により、KOAは利益を創出する企業体質へと生まれ変わっていったのです。