プロジェクトを通して息づく、お互いの思いやり・感謝の気持ち
紆余曲折を経ながらも、やがてパワーシャント抵抗器はお客様の声を満たす存在へ進化と変貌を遂げて事業化に至ります。
「解析結果と実験結果が合致していくにしたがって、みんなの中で次第に『これはいける!』という気持ちが強くなっていきました。と同時にお客様からの信頼感も増してきて、さらに一体感を持って仕事に臨むことができましたね。それと、ここにいる私以外の3名については開発・設備を担当したということで形に表すことのできた成果に対し、社長賞が取れることを願っていました。
でも私の場合は解析が主な仕事でしたので、経営特別推薦による社長賞を個人として頂けるなどとは夢にも思っていませんでした。KOAの表彰制度には本当に感謝していますし、今後の励みにもなりますね。」
Hさんの言葉には、KOAのエンジニアとしての醍醐味と実感が如実に表れています。
また今回のプロセスにおいて、KOAを象徴する非常に印象的なエピソードをIさんが紹介してくれました。
「いまでこそ笑い話で済んでいますが、つい仕事に熱中するあまり自分の意見を主張しすぎて、製造現場の人たちと口論になってしまったことがありました。その時に上司から諭されたのが『相手も一生懸命やっているのだから、その気持ちを考えなければいけない』という一言。
またひとつ大切なことを学んだという気持ちで、謙虚に受け止めました。もっともその後で、コミュニケーション研修を受けることにもなりましたが(笑)。」
このようなところにも、相手に対する思いやりや感謝の気持ちを大切にするKOAのマインドが強く息づいています。この社長賞受賞を機に、各人はそれぞれが次なるプロジェクトへ邁進。彼らのさらなる飛躍が期待されています。