エアコンの気流を可視化・データ化する実証実験を開始
KOAは、株式会社富士通ゼネラル、九州計測器株式会社の3社協業による、エアコンの気流を可視化・データ化する実証実験を開始いたしました。
実験の様子をCEATEC 2020 ONLINE(2020年10月20日~23日)にて公開いたします。
従来、屋内の気流計測においてハンディ風速計を使用する場合、位置を変えて繰り返し風速を測定する必要があり、測定に時間がかかり再現性も低いという課題がありました。また、多点を同時に測定可能な多点風速計もありますが、予算の都合で十分なチャンネルを用意できない場合が多くあります。
そこでKOAは、従来の風速計よりも圧倒的な低コストで、多数のチャンネルを同時に計測可能な気流計測システムを開発いたしました。
今回、この気流計測システムと、株式会社富士通ゼネラルのAdvanced Engineering Labで導入されている、九州計測器株式会社の3次元温湿度可視化システムを連携させることで、風速データと温湿度データを同時に取得し、比較分析することが可能となりました。
今後、3社にてエアコン開発・評価における効果を検証するとともに、評価ルーム以外でもセンサを自由に設置して気流が測定できる汎用多点計測システムの製品化を目指します。
<実験環境の概要>
KOA株式会社Windgraphyブランドサイト
株式会社富士通ゼネラルAdvanced Engineering Lab ニュースリリース
九州計測器株式会社 実環境空間表現ソフトウェア SpaceSight
CEATEC 2020 ONLINE公式サイト