株主・投資家情報

営業の概況

経営成績の概況

当中間連結会計期間(2024年4月1日~2024年9月30日)の世界経済は、個人消費の回復やインフレ率が低下しつつあるものの、地政学的な緊張、金融政策の変化など依然として先行きが不透明な状況が続いております。
当社グループの属する電子部品業界におきましては、各国の環境規制による環境対応車への移行が進んでおり、中長期的には自動車向け市場の拡大が見込まれます。当期においては全体として需要は横ばいで推移しました。
このような環境のもと、当社グループは2030ビジョンの実現、2024中期経営計画の目標達成に向けて、EVなどのモビリティ市場・産業機器市場の成長を支えるための供給体制の構築、KPS活動の『しんか』、イノベーション・マネジメントシステムの導入、再生可能エネルギーの導入と電力使用量の削減、未来を創造する人づくりやガバナンスの新たな取り組み等の重点施策に注力しております。
販売面におきましては、為替が円安傾向にあり、また中国、欧州、北米の自動車向けが堅調に推移したものの、産業機器向け等が減少したこと等により、当中間連結会計期間の売上高は318億94百万円(前年同期比16億32百万円減、4.9%減)となりました。
利益面におきましては、売上の減少や減価償却費等の固定費の増加等により営業利益は4億74百万円(前年同期比9億76百万円減、67.3%減)、為替差損11億3百万円を計上したこと等により経常損失は1億67百万円(前年同期比24億66百万円減)、親会社株主に帰属する中間純損失は5億72百万円(前年同期比20億95百万円減)となりました。

財政状態の概況

当中間連結会計期間末の総資産は1,416億28百万円となり、前連結会計年度末に比べ、120億61百万円増加いたしました。主な要因としましては、有形固定資産等の増加によるものであります。また、負債につきましては、前連結会計年度末に比べ119億52百万円増加いたしました。主な要因としましては、長期借入金等の増加によるものであります。以上の結果、自己資本比率は55.6%となりました。

キャッシュ・フローの概況

キャッシュ・フローの状況につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー28億10百万円、投資活動によるキャッシュ・フロー△132億6百万円、財務活動によるキャッシュ・フロー123億29百万円となり、現金及び現金同等物の期末残高は316億91百万円となりました。

売上高構成比