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CATV ２００７年１１月放送
今回の朝の学舎のテーマは「実り」。伊那市美篶小学校5年生が、米を収穫し、味わう体験を追いました。美篶の三峰川沿いに広がる水田地帯は、「川下り米」と呼ばれるおいしいお米の産地として知られています。南アルプスの石灰岩質を多く含んだミネラル豊富な三峰川の水を水田に利用していることが、米をおいしくしている、と昔から言われてきました。
先生役として、子どもたちの稲刈りに参加したのは、地元美篶で長年米や野菜づくりの農家を営む白鳥篤さん、米づくり農家の小沢尚子さん(辰野町)、無農薬の米作りに取り組む小川文昭さん、有里子さん夫妻(美篶)。
米どころ美篶の子供たちも手刈りの稲刈りは皆初めてで大喜び。ハゾ掛けのあと、糠釜で炊いた美味しいご飯を田んぼのあぜで味わった。
白鳥 篤さんからのメッセージ ーMessage from Atsushi Shirotoriー
さっき皆に聞いたら、いま農家は皆機械化してしまい、お田植えや稲刈りをしたことがないというので驚きました。でも、こうやって自分たちの食べる食料「お米」を、自分たちで植えたり、自分たちで収穫したりするということはとても大切なことだということが少しはわかってもらえたかなと思います。
今農家は、跡取りがなくて困っています。皆さんもたくさん勉強をしていただくとともに、自分たちの食料の大切さを考えていってもらったら嬉しいです。きょうは、皆さんと作業が出来てとても楽しかったです。
プロフィール 長年農業に携わり、野菜づくりや稲作の大ベテラン。地元美篶在住。
