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「こんにちは伊那谷」は1回3分の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。


飯島町本郷

二十世紀梨の畑に停まる小さな駅

里山を訪ねて 2014年9月11日放送

JR飯田線伊那本郷駅は、伊那谷の二十世紀梨の発祥の地、飯島町本郷にあります。
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梨の花が咲く春には、小さな駅が真っ白な花に包まれます。


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JR飯田線 伊那本郷駅 データ

歴史:大正7年(1918年) 伊那電車軌道(1919年に伊那電気鉄道へ改称)
   の七久保 - 飯島間延伸時に開業。昭和58年(1983年)無人化。
駅舎:平成21年(2009年)新駅舎完成
見どころ:梨畑と中央アルプス、南アルプス、田園風景

飯島町本郷は、伊那谷の二十世紀梨の発祥の地で、伊那本郷駅から望む梨畑の広がる風景は、飯田線の歴史とともに、この地の歩みを現代に伝える美しい眺めだ。春、駅のすぐ脇の矢沢義正さんの梨畑では、今では珍しくなった手作業による梨の受粉作業が行われる。花の時ばかりでなく、車窓にのんびりとした四季の風景が広がる。

JR飯田線 伊那本郷駅 ミニスライドショー

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乗客の方に喜んでもらえれば張り合いです。

伊那本郷駅のすぐ脇で梨畑をつくる 矢沢義正さん

二十世紀梨もつくる人が年々少なくなって来ています。農協や周囲の人たちから、駅の梨畑だけはやめないでほしいとよく言われますね。
昔は飯田線ももっと乗る人がいましたから、受粉作業や収穫など果樹園で作業していると、みんな窓から顔を出してよく見ていったけどね。今では乗る人が少なくなってしまって寂しいですね。
(この風景にほっと癒される人も多いんじゃないですか)そう言ってもらえると、張り合いでまた頑張れるけどね。


周辺地図 JR飯田線「伊那本郷駅」飯島町本郷周辺

飯島町の歴史

飯島町は江戸時代幕府の陣屋が置かれていた歴史の街です。飯島陣屋は江戸時代初め、延宝五年(1677)に設置されたといわれています。伊那郡を中心とする幕府直轄領(天領)を支配する拠点として置かれたもので、それ以来幕末にいたるまで続き、明治維新以後は伊那県庁として使われました。
 伊那県は、明治4年11月に廃止されましたが、飯島町は江戸時代から明治初期に至る200年近い間、信濃の国や伊那県の政治上重要な役割を果たしていました。

「二つのアルプスが見えるまち」
 西には南駒ケ岳、空木岳、越百山などの峰々が目前にせまる中央アルプス、東には仙丈岳から赤石岳まで、3000m級の峰が連なる南アルプス。山ろくに魅力的景観を作り出しています。中央アルプスを源に流れ出す与田切川は深い渓谷をつくって流れ下ります。初夏の新緑、秋の紅葉と季節感あふれる渓谷の自然美を訪れた人々のまぶたに焼きつけます。また、春には千人塚公園、与田切公園の桜も楽しむことができます。            飯島町HPより


アクセス 駒ヶ根ICと松川IC

駒ヶ根IC下車、国道153号線(約15分)
松川IC下車、国道153号線(約15分) 
最寄りの駅:JR飯田線 伊那本郷駅