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「こんにちは伊那谷」は1回3分の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。


飯田市千代

疫病神を村境へ追い払う珍しいお祭り

里山を訪ねて 2014年8月28日放送

芋平公民館を出発した行列は太鼓や鐘を鳴らして村境まで進む。疫病神を村民総出で追い払う。
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この年は大雪に見舞われ、新雪を踏んで行列が行進した。


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事の神送り データ

日時:毎年2月8日、9日 
場所:飯田市千代芋平   
祭り:芋平公民館で人形づくりや神輿づくりを行い、人形や笹竹などに疫病神
   を寄り付かせ村境に追い払う 
見所:村境に放たれた疫病神は、次の地区がまた村境へと追い払う

事の神送り 人々の無病息災を願う厄除けの伝統行事で、毎年2月8日から行われています。笹竹や御神輿に厄病神を寄り付かせ、鐘や太鼓を叩きながら地区民総出で地区境へ送りだします。
 千代から上久堅、龍江へ送り出し最終地点は喬木村の九十九谷です

事の神送り ミニスライドショー

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若い衆もこの行事だけは繋いでいってほしい

芋平の長老 沢井義廣さん(90)

芋平は陽当たりが良く、いいところでね生活しやすいですね。
事の神送りは、私がまだ小さい頃にも子供がとても楽しみにしていましたね。大人と子供が一緒になってやるのが、楽しいんです。
こういうことは、みんなが一緒にやれるということがいいんですね。
若い衆もこの行事だけは繋いでいってほしいと思います。


周辺地図 「事の神送り」 飯田市千代芋平周辺

事の神送り

竜東地区の千代から龍江・下久堅を経て、上久堅につなぎ、村境喬木村富田まで送る行事。
 芋平から神之峰の東側の蛇沼、平栗、小野子、堂平、風張、上平、原平経由と、野池から神之峰西側の龍江・下久堅の一部を経て、大鹿、下平、中宮、原平の二通りのコースで行われる。
 悪病神を、「午」「未」などの干支に載せて村境へ捨てる行事。干支を紙に書いて笹竹に結びつけ、鉦や太鼓を打ち鳴らし「送り神を送るよ!どこまで送るよ!北の原まで送るよ!そうりゃ!チャンチャンチャン」(鉦と太鼓を3回繰り返す)を唱え、村境へ捨てる。
 越久保集落にも同じような「事の神送り」の行事がある。
 旧柏原村を通過する「事の神送り」は、「事念仏」と同じ子ども達が行う。(上久堅まちづくり委員会HPより)


アクセス 飯田ICか三遠南信道天竜峡IC

飯田IC→国道153号線経由→県道米川・駄科停車場線(約35分)
飯田山本IC→三遠南信道天竜峡IC→国道151号線→県道米川飯田線(
天龍峡ICより約25分)

最寄りの駅:JR飯田線天竜峡駅または千代駅(千代駅は普通列車でも停車しない便があるので注意)