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「こんにちは伊那谷」は1回3分の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。


駒ヶ根市中沢

生きものに優しく地域をきれいに

里山を訪ねて 2014年8月7日放送

駒ヶ根市中沢の西光(せいこう)の洞(ほら=谷間)の休耕田に、毎年多くのアサギマダラが訪れます。
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旅をする蝶アサギマダラに羽を休めて行ってもらおうと、地元に住む田村仁志さんきみ江さん夫妻ら西光在住の人たちが、休耕田に蝶の食草フジバカマを毎年栽培しています。


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西光のアサギマダラ データ

最盛期:毎年9月前後 
個体数:年によって違うが多い時には数百羽が乱舞   
見所:アサギマダラと西光の洞の草花など
西光の桜:同地区には名桜として知られる古木、西光の桜がある。

西光の洞は、旅をする蝶アサギマダラや世界一小さなトンボ、ハッチョウトンボも生息する美しい地域です。田村さん夫妻は、季節の花を道路脇に植え、小さな谷間(洞)を美しくしたいと、丹誠込めて手入れをしてきました。また、自然や生きものに優しい栽培をしようと、できるだけ農薬を使わない農作物づくりをつづけています。

西光のアサギマダラ ミニスライドショー

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食卓で楽しく話をしています

休耕田などで生きものに優しい栽培をつづける田村仁志さん

アサギマダラが来ると、「来た来た!」と食卓で家族と楽しく話しています。フジバカマを栽培しようと思ったのは、自分たちが住んでいる地域を美しくしたいのと、自然や生きものに優しい所にしたかったからです。
こんなに小さな洞ですが、住んでいる人や訪れる人に喜んでもらえれば嬉しいです。


周辺地図 「西光のアサギマダラ」 駒ヶ根市中沢

旅をする蝶 アサギマダラ

アサギマダラの成虫は長年のマーキング調査で、秋に日本本土から南西諸島・台湾への渡り個体が多く発見され、または少数だが初夏から夏にその逆のコースで北上している個体が発見されている。日本本土の太平洋沿岸の暖地や中四国・九州では幼虫越冬するので、春から初夏に本州で観察される個体の多くは本土で羽化した個体と推測される。
移動の研究は、捕獲した成虫の翅の半透明部分に捕獲場所・年月日・連絡先などをマジックインキで記入(マーキング)、放蝶するという方法で個体識別を行う。このマーキングされた個体が再び捕獲された場所・日時によって、何日で何 km移動したか、あるいは同所で捕獲した場合何日そこに居たかが分かる。調査のための『アサギマダラネット』[3]インターネットによる電子ネットワークがあり、その日のうちに移動情報が確認できることもある[4]。 調査のための捕獲手段として、白いタオルの一方をつかんでぐるぐる回すとアサギマダラが寄ってくることが知られる。利き手で網を持ち逆の手でタオルを回すと捕獲しやすい。
研究者達によって、夏に日本本土で発生したアサギマダラのうち、多くの個体が秋になると南西諸島や台湾まで南下することが判明したものの、集団越冬の場所や、大量に死んでいる場所も見つかっていない。南西諸島で繁殖、もしくは本土温暖地で幼虫越冬した個体は春の羽化後にその多くが、次の本土冷涼地での繁殖のために北上する傾向にあることが明かになった。
この秋の南下の中には直線距離で1,500 km以上移動した個体や、1日あたり200 km以上の速さで移動した個体もある。 具体的な事例として、2009年には、岐阜県下呂市で放蝶した人と兵庫県宝塚市でその個体を捕まえた人が、2年続けて双方とも同じ人物だった。なお、その個体は9月下旬に放蝶され、10月12日に捕まえられた[5][リンク切れ]
2011年8月19日に「道南虫の会」が北海道函館市近郊の山から放蝶した「アサギマダラ」が、2011年10月24日に山口県下関市の市立公園・リフレッシュパーク豊浦のバタフライガーデン「蝶の宿」に飛来し捕獲された。「アサギマダラ」は再び放され、更なる南下の途中[いつ?]である。
 
2011年10月10日に和歌山県から放たれて、83日後に約2,500 km離れた香港で捕獲されたアサギマダラ
2011年10月10日に和歌山県から放たれたマーキングしたアサギマダラが、83日後の12月31日に約2,500 km離れた香港で捕獲された。途中高知県でも捕獲されていて、世界第二位の長距離の移動が確認された[6][7]
児童図鑑でのアサギマダラの渡り行為の紹介以来、春から初夏に日本本土で観察する個体がすべて南西諸島以南から渡ってくるとされたが、これは間違いである。
 (Wikipediaより) 


アクセス 駒ヶ根IC

駒ヶ根IC下車、駒ヶ根市の市街地を抜け天竜川を渡って中沢方面へ。西光は、中沢集落の上割地区にある。