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「こんにちは伊那谷」は1回3分の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。


阿智村下清内路

復活した伝統行事

里山を訪ねて 2014年7月24日放送

下清内路のいも天神は、長い間行われていませんでしたが、15年ほど前に地域のお年寄りたちが復活させました。
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家々には、学問の神様菅原道真公の掛け軸などが飾られ、その家のお年寄りが子供たちに家の歴史や掛け軸の内容などを説明します。


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いも天神 データ

名前の由来:各家で子供たちに清内路黄いもが振る舞われたことから 
開催日時:毎年2月下旬    
開催内容:子供たちが地区の家を回り、天神様の掛け軸などを見せてもらう。
天神様の唄:下清内路に伝わる天神様の唄を各家で歌う。

下清内路のいも天神は、子供たちが家々を楽しく回ります。話を聞いたり、お菓子をもらったりしながら、他の家のお年寄りの顔を覚えていきます。そこで唄われるのが何とも微笑ましい唄。歌詞は「♬山は焼けても山鳥ゃ逃げぬ。子ほど可愛いものはない」。意味は、山鳥は山火事が真近まで迫っても子供を抱いていて決して逃げない。子供ほど可愛いものはない、というもの。

下清内路 いも天神 ミニスライドショー

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天神様は何としてもやっていかねば

復活させたお年寄りのひとり 桜井定蔵さん(85)

天神様は15年ほど前、老人クラブのお年寄りたちが復活させました。今はクラブがなくなってしまったので、お年寄りの有志とお母さんたちで何とかつづけています。これは、下清内路でみんなが経験して来たいいお祭りなので、これは何とかつづけていかなければと思っています。つづけていれば、きっとまたやってくれる人が出てくるでね。そうしなけりゃ、寒いこの時期、子供の楽しみがないからね。




周辺地図 「いも天神」 阿智村下清内路周辺

手作り花火の里 清内路

古くは、享保16年上清内路・下清内路両諏訪神社社堂の再建にも奉納している。飢饉の年も戦中戦後の混乱の中でも決して途絶えることなく300年余続く伝統の花火。住民が火薬から製造する全国でも唯一の花火。平成4年に県の無形民俗文化財に指定。1998年長野オリンピック閉会式のフィナーレを飾った。

清内路の手づくり花火は、平成4年9月、長野県の無形民俗文化財に指定されています。
この花火は上清内路煙火同志会下清内路煙火有志会のふたつの保存会によって製造され、上清内路諏訪神社及び下清内路建神社・諏訪神社の秋季祭典でそれぞれ奉納されています。
記録によれば、江戸時代に村の特産物であった煙草と木櫛の行商で三河地方を訪れた村人が、煙草と引替に火薬製造の秘伝を伝授してきたことがこの花火の原点とされています。


アクセス 飯田山本IC 園原IC

東京方面、長野、松本方面からは中央道飯田山本IC下車、国道256号線経由で阿智村清内路を目指す。(ICから約15分)
名古屋方面からは中央道園原IC下車、国道256号線で清内路へ。(ICから約10分)