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「こんにちは伊那谷」は1回3分の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。

伊那市手良野口

石仏で四国八十八霊場巡り

里山を訪ねて 2014年7月17日放送

八十八観音は、手良野口・蟹沢の里山に安置されています。四国八十八ヶ所の霊場すべての名前が順番に刻まれた石仏が、整然と並んでいます。
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手良野口は、古くから信仰心の厚い地域で、近くの辻には百体庚申と呼ばれる石碑群や産泰宮と呼ばれるお社などがあります。江戸時代に全国で活躍した高遠石工が数多く住んでいたとされ、八十八観音も高遠石工たちがつくりました。


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八十八観音 データ

歴史:弘化年間(1844〜1847)に建立。平成9年に再整備。 
願主:手良村、中坪村の住民を中心に百人余が寄進。    
由来:四国八十八ヶ所の霊場の巡拝塔
保存:蟹沢常会が清掃や草刈り等を行い地区を挙げて守っている。

石仏による巡拝塔は、全国各地に見られます。四国八十八ヶ所、西国三十三ヶ所などの霊場を巡礼した記念に建立されたものだと言われています。四国や西国が遠いため、巡礼に行けない村人たちに、ここをお参りすることで霊場に行ったのと同じ御利益(ごりやく)をもたらそうと、信心深い人たちが建てたものでしょう。

蟹沢の八十八観音 ミニスライドショー

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是非、観音様にお会いに来てください

蟹沢常会 会長 蟹澤正治さん

一番の自慢は、一番から八十八番までひとつも欠番がないことです。こういうのは珍しいと思います。是非、観音様にお会いに来てほしいですね。
 先祖が建ったこういう大事なものを、末永く若い衆に受け継いで行ってもらえるように、これから地区全員で守っていきたいと思います。





周辺地図 「半沢ホタルの里」 南箕輪村田畑周辺

四国八十八箇所

四国八十八箇所(しこくはちじゅうはっかしょ、「四国八十八ヶ所」とも表記される)は、四国にある空海(弘法大師)ゆかりの88か所の寺院の総称で、四国霊場のもっとも代表的な札所である。単に八十八箇所とも言い、あるいはお四国さん、あるいは本四国とも言われている。
四国八十八箇所を巡拝することを四国八十八ヶ所霊場会では四国巡礼と言い、似たような呼び方として四国遍路四国巡拝などともいう。

 江戸時代ごろから西国三十三所観音霊場、熊野詣善光寺参りなど庶民の間に巡礼が流行するようになり、そのうちの1つが四国八十八箇所である。他の巡礼地と異なり、四国八十八箇所を巡ることを特に遍路と言い、地元の人々は巡礼者をお遍路さんと呼ぶ。
 Wikipediaより抜粋




アクセス 伊那ICと伊北IC

東京、長野、松本方面からは伊北IC下車、国道153号線経由で伊那市手良方面へ。手良小学校前を東に折れ、蟹沢地区へ。(ICから車で約20分)。
名古屋方面からは伊那IC下車。アクセス道路を下り天竜川を渡って手良地区を目指す。手良小前を東に。(車で約20分) 蟹沢地区に小さな看板が立つ。