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「こんにちは伊那谷」は1回3分の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。


箕輪町

樹齢千年、熊野權現を祀った名桜

巨樹を訪ねて 2014年7月3日放送

權現桜は樹齢千年。ことしも見事な花を咲かせくれました。
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中曽根は標高が高いため町の桜が散った頃に満開になります。見る角度によって樹形が大きく違うため、様々な美しさを見せてくれます。


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中曽根の權現桜 データ

樹種:エドヒガンザクラ 樹齢:1000年余
樹高:約18メートル   
幹周:約10メートル
見頃:4月中下旬 長野県天然記念物

權現桜の根元には、この地に古くから住む伊藤姓5軒の祝殿(いわいでん)があり、熊野權現が祀られていることからその名がある。中曽根は、1642年(慶安2年)に7軒が入植したのがはじまりとされ、その頃にはすでにこの桜が咲いていたとされる。

中曽根の權現桜 ミニスライドショー

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千年もここに

祝殿を祀る伊藤家17代目当主、伊藤一彦さん

ここは標高が高いので、町の桜より遅れて咲き始めます。今年も見事に咲いてくれました。
見る角度によっていろいろな美しさがあるので、ぐるりと一周して見て行って下さい。2本の桜が咲き分けていて、特に咲き始めの頃は桜の色が違うのを楽しめます。
千年というのは考えられない、我々のこの時代にとってはね。千年間ここに育っているということはね。
まあ、頑張って、この桜が未来につながっていってくれればね。





周辺地図 「中曽根の權現桜」 箕輪町中曽根周辺

エドヒガンザクラ

エドヒガンは落葉高木であり、樹高はおおよそ15m-25m。葉は楕円形で長辺が5-10cm。名前の通り春の彼岸ごろに花を咲かせる。ソメイヨシノより早く花が着き始める。花は薄紅色から白で花弁は5枚で一重。萼の付け根が丸く膨らんでいるため見分けやすい。葉より先に花が咲き、咲きはじめは他種に比べると一週間から十日ほど早い。ヤマザクラと共にサクラの中では非常に長寿の種であることが知られており、樹齢2000年を超えるといわれる神代桜や樹齢1500年を超える淡墨桜、樹齢1000年と言われる樽見の大桜、その他にも樹齢300年を越える石割桜などが有名である。花が多く咲く特性から多くの品種の母種として使われている。また、ソメイヨシノ の片親としても知られている。    Wikipediaより抜粋

アクセス 伊那ICか伊北IC

名古屋方面からは伊那IC下車(約15分)。東京・長野松本方面からは伊北IC下車(約10分)。広域農道中曽根交差点を西へ(中央アルプス)方面へ上る。数台の駐車スペースあり。