古くから民間信仰の盛んな地域です
手良在住の郷土史家 宮原達明さん
この地域は古くから民間信仰の盛んな地域で、御岳講などの山岳信仰や様々な「講」があったところです。
「野口の二夜様」は、長く木曽御嶽山と西駒ヶ岳を祀る組織「両山講」が続けてきましたが、平成4年から野口区の行事として行われるようになりました。
月待ち信仰は、民間信仰として各地残っていますが、ここ手良野口では「野口の二夜様」として旧暦の7月22日にこの場所で行われてきたものです。
二十二日の夜、人に見られない場所で明るいうちから立って月を待ち、月の出を待って願い事をすると、一生に一度だけ願いをかなえてくれる、という言い伝えもあるようです。
周辺地図 「二十二夜様」 百庚申 伊那市手良野口周辺