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「こんにちは伊那谷」は1回2分半の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。


飯島町田切

田切地形をゆったりと走るJR飯田線

里山を訪ねて 2013年7月18日放送

JR飯田線の中田切川と与田切川のポイントは鉄橋で直線的に川を渡らず、広い川幅の両岸を北から南へギリシャ文字のΩ(オメガ)状に走ります。ゆっくりと下り、傾いたカーブをまたゆったり、上りもまたゆっくり。
2013静止画 Ωカーブ10.jpg
中田切川のΩカーブのある東側には何枚もの水田があり、春、水を張って代掻きをする頃から田植え直後まで、列車や山並みが水田に倒影する姿が見られる。与田切川にもΩカーブがある。


2013静止画 Ωカーブ2.jpg

田切のΩカーブ データ

最寄り駅:JR飯田線 飯島駅と田切駅の間 
場所:国道153号線 田切交差点の西側    
注意:水田の畦などを崩さない、吸い殻ゴミを残さない
見頃:4月〜5月の田植え前後

春、田切の水田に水が張られる頃、Ωカーブを走る列車が水田に倒影する姿が見られる。列車のブレーキ音があたりに響く。早朝からアマチュアカメラマンや鉄道ファンの姿が見られる。列車が走る西側の背景には空木岳や南駒ヶ岳の雪景色が望め、角度を変えれば宝剣岳のある千畳敷カールも望める。鉄道ファンでなくても一度は訪れてみたいJR飯田線の名所。田植え直後が最も美しい。

田切のΩカーブ ミニスライドショー

2013静止画 Ωカーブ8.jpg

ゆったり走るので車窓からの眺めも抜群です

田切区地域づくり支援員 小林幸平さん

田切地区は遺跡が多く歴史あるところです。Ωカーブは、背景に南駒ヶ岳や駒ヶ岳を望め、特に朝晩は凄いですよね。春夏秋冬、いろんな形で風景が変わりますので、これは最高です。
地元のみんなにとってもですが、旅で来た人が見れば景観的にも凄くいいなと思いますね。

このカーブを列車がゆっくりと走りますので、乗っている人も風景を楽しめると思います。


周辺地図 JR飯田線「田切のΩカーブ」 飯島町田切周辺

田切地形

田切(たぎり)とは、日本地形または地形を由来とする地名さらに人名。地名としては日本各地に存在する。由来は、「滾る」(たぎる)であり、傾斜地を流れる河川において、両側が状になっている場所を水が激しく流れる様子のことをいう。地形としては、扇状地などの緩斜面や台地が、河川により深く侵食された結果、河床の低地や急崖によって分断されたものを言う。

長野県伊那地方は田切地形・地名の最も顕著な例であり、天竜川河岸段丘断層崖を横断するように、天竜川の各支流(太田切川中田切川与田切川など)が流れ、段丘面を激しく侵食し田切地形を作っている。河川と段丘面の高低差は50m以上と断崖を形成する場所もある。このため鉄道(JR飯田線)や主要道路(国道153号)は、このような田切を横断する箇所では、数100mほど上流側へ迂回するカーブを描いて傾斜を緩めるコースをとっている。 Wikipediaより抜粋





アクセス 駒ヶ根ICと松川IC JR飯田線飯島駅・田切駅

駒ヶ根IC下車、国道153号線で20分ほど、松川IC下車30分ほど。
最寄りの駅:JR飯田線 田切駅(徒歩約10分)