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「こんにちは伊那谷」は1回2分半の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。

伊那市狐島

天竜川氾濫時の測量の起点となった名桜

巨樹を訪ねて 2013年7月4日放送

見通し桜は高穂田という古い地名が残る天竜川左岸の小高な場所にあります。毎春美しい姿が見られます。右は対岸の伯先桜で江戸時代の儒医中村伯先宅に植えられたエドヒガン枝垂れ。
2013静止画 見通し桜6.jpg
天竜川を挟んでふたつの桜を結んだ線が、測量の起点とされていたところから「見通し桜」と呼ばれてきました。


2013静止画 見通し桜9.jpg

駒つなぎの桜 データ

樹種:不明 樹齢:約200年(二代目)
樹高:約10メートル   
謂れ:天竜川氾濫時の村境の測量起点のひとつ
見頃:4月中下旬

見通し桜は、江戸時代、天竜川の川筋における狐島村と対岸である荒井村・西町村の村境を定める測定起点の一つとして在置されました。地元狐島区では、延享元年(1744)に大洪水は、それまでの荒井村との境界であった桜橋を流失させました。これを機会に、境界の絵図が作成され、これが以後天竜川の川筋における村界争いの判断の基本となりました。(まほら伊那いいとこ百選の案内板より抜粋)

見通し桜 ミニスライドショー

2013静止画 見通し桜2.jpg

桜を大切にして後世に伝えていきます

見通し桜の地元狐島区長の下平智弘さん

 
 毎年春になると、いやあ今年も咲いてくれたかという気持ちになります。この桜を大切に守っていかなければいけないという思いになりますね。
 
 歴史の中で、「こういう事があったよ」ということを伝えられる木だと思いますので、その辺の事を子供たちにもしっかりと伝えて、防災、減災につなげていきたいと思います。




周辺地図 「見通し桜」 伊那市狐島周辺

伯先桜

中村伯先(1756~1820)医師、俳人、儒者。医号昌玄。俳号伯先。 江戸で医学、儒教を学び、京都に出て更に深め帰郷。 伯先の教えは信濃全土に及んだと伝えられている。 伯先桜は伯先手植えの桜と伝わる樹齢二百有余年の古木。

アクセス 伊那ICとJR伊那市駅

見通し桜 中央道伊那IC下車(約10分)。JR伊那市駅から徒歩約10分。天竜川にかかる毛見橋を左岸に渡り上流へ200mほど。
伯先桜 天竜川の右岸から伊那部宿に向かい、伊那部宿最北の坂道にある。