貸しても借りん(樫ても花梨)の言い伝えで
樫の木を守っている 菅沼泰一さん
この付近には、樫(かし)の木と花梨(かりん)の木を家の表と裏に植えている家が何軒もあります。
それは、「貸しても借りん」すなわち、貸してやることはあっても、借りないぞという言い伝えなんです。この木も、そうした言い伝えを守って植えられたものだと思います。
小さな頃から「お森」(おもり)と呼んできたのですが、おそらく「お守り」という意味もあるのだと思います。
いつまでも、この地で長生きをして、お守りの木として私たちや村を見守ってほしいと願っております。
周辺地図 「西の樫の木」 大鹿村西地区周辺