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「こんにちは伊那谷」は1回2分半の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。

阿智村清内路

国内有数のミズナラ(おおまき)の大木

こんにちは伊那谷の巨樹 2010年8月12日放送

国天然記念物のミズナラの大木。ミズナラがおおまき(大槇)とも呼ばれることから、地元では「小黒川のおおまき」として親しまれている。枝張りの美しさは日本一とも言われている。
静止画 小黒川のおおまき 19.png
台風で折れた枝でコカリナという楽器をつくり、「清内路コカリナを吹きまい会」がおおまきの保護活動などをつづけている。2012年夏、台風で幹が大きく折れ、住民を悲しませる出来事が起きた。


静止画 小黒川のおおまき 14.png

小黒川のおおまき データ

樹種:ミズナラ  樹齢:約300年
樹高:33メートル   
目通り幹囲:7.3メートル
見どころ:美しい樹形と小黒川の清流

山に囲まれた清内路。里に耕地が少ないため、春から夏の終わり頃まで山中に開墾した農地の近くに引っ越して農作業を行う「出作り」という風習が今も残っています。山の恵みに感謝する暮らしがあったこの地にとって、おおまきは心の拠り所です。

小黒川のおおまき ミニスライドショー

静止画 小黒川のおおまき 22.jpg

大槇は、父親のような、母親のような存在です。

コカリナを吹きまい会 原京子さん

台風で枝が折れて、当たり前のようにそこに居た大槇の存在が改めて大切なものだと感じました。主婦の仲間や子供たちとコカリナを吹く活動をつづけることで、ふるさとのありがたさを伝えていきたいと思います。


清内路峠

かつて伊那谷木曽谷を結ぶ道は大平峠飯田峠を越える大平街道と、飯田の北東に位置する伊那から木曽へ抜ける権兵衛峠越えの権兵衛街道(現在は権兵衛トンネルを利用)の2つであったが、飯田から木曽谷南西部に位置する馬籠妻籠、ひいては尾張美濃方面へ向かうには権兵衛峠はかなりの大回りルートとなるため、専ら大平街道を利用するのが主であった。

明治時代、飯田北部に位置する阿智村・清内路村方面より木曽谷に向かうルートとして清内路峠を越える、現ルートの基礎となる道が敷設されたようである。その後、大正時代に県道として整備され、昭和38年に国道に昇格。その頃から大平街道に取って代わりこちらの峠越えルートが主要となり現在に至る。
Wikipedia略歴より


アクセス 園原ICと飯田山本IC

名古屋方面からは園原IC(10分)、東京方面からは飯田山本IC下車(20分)。ともに国道256号経由。