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「こんにちは伊那谷」は1回2分半の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。

  飯田市

長野県内でもまれに見る大銀杏

里山を訪ねて 2011年9月22日放送

風越山麓に立つ大銀杏で樹高が30メートル以上あり、紅葉した姿は圧巻。今村家のたたずまいや、干し柿、遠く望む南アルプスとも良く似合う。
静止画 正永寺原イチョウ1.jpg
イチョウは雌雄異株でこの木は雌木だが、枝に種子が落ちて発芽し雄株が親木に抱かれるように立派に育っている。


静止画 正永寺原イチョウ2.jpg

正永寺原のイチョウ データ

樹高:30メートル 
幹周:6.5メートル  
樹齢:推定600年
見所:紅葉 今村家のたたずまい

大銀杏は、現在は5代続いている果樹農家、今村家の敷地内にあります。600年の年輪を重ねて来た今も、たくさんの銀杏の実をつける木として知られ、今村家でも、毎年たくさん収穫しています。室町時代から現代まで、伊那谷を展望してきた古木です。

正永寺原のイチョウ ミニスライドショー

静止画 正永寺原イチョウ7.jpg

数々の時代を見下ろしてきた大先輩

敷地に銀杏がある専業農業 今村光伸平さん 

室町から江戸、近代の明治、大正、昭和をずっと生きてきたんですから、私なんかよりずっと世間を知っていますからね。大したもんだと思っています。
一時期より少し弱ってきたような気もしますが、ギンナンをいっぱいつけるので、収穫しています。
この地で果樹園をやっていますが、気候の変動などを銀杏が教えてくれているような気がしますね。
もうだいぶん歳ですが、長生きをしてほしいと思いますね。


周辺地図 「正永寺原のイチョウ」 飯田市正永寺原周辺

正永寺原のイチョウ由来

応永15年(1408)、飯田城主坂西由政(ばんざいよしまさ)が、曹洞宗円悟山正永寺(しょうえいじ)をこの地に建立した際に植えられたと伝えられている。推定樹齢はこの伝承に依拠している。
 その後、正永寺は現在の江戸町3丁目に移り、このあたりに寺はなくなったが、正永寺の名は残った。


アクセス 飯田IC

飯田IC下車(約15分)