印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

朝の学舎制作委員会のサイトへようこそ 
Welcome to our Web Site

再生ボタン▶をクリックしてHD動画で番組をお楽しみ下さい。ボリューム調整は画面右下にあります。

「こんにちは伊那谷」は1回2分半の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。

  阿南町

数百年前から続くお盆の伝統行事

里山を訪ねて 2011年9月15日放送

念仏踊りはお囃子に合わせて二人ひと組で飛び上がるように踊る面白い踊りです。お宮、大屋、お寺、すべてで踊りが奉納されます。
静止画 念仏踊り5.jpg
和合の念仏踊りには燈籠や旗を持って先導する人、太鼓、鉦鼓(かね)、笛のほかヒッチキといって棒やささらを持って舞う役、ヤッコといってカヤをつけた長い竹を回しながら踊る役、花、柳といった飾り物を持つ役などがあります。


静止画 念仏踊り9.jpg

和合の念仏踊り データ

伝承:約270年前 (約600年前という説もある) 
開催場所:阿南町和合 熊野社 宮下家 林松寺  
開催日時:8月13日〜16日

和合の念仏踊りは、神様、仏様、自然、すべての感謝する祭りとして伝承されてきました。人口300人ほどの和合地区は、数軒ずつ13の集落が点在する山間にあります。その地名のとおり、和をもって厳しい自然と共存してきたこの地の歴史を伝える祭りでもあります。

和合の念仏踊り ミニスライドショー

静止画 念仏踊り12.jpg

力を合わせ みんな仲良く 自然とともに

和合念仏踊り保存会会長 平松三武さん 

和合地区が安全でね、災害も何もなく田んぼも何もかもお陰で良く穫れてとうことでね、恐ろしい凶作もないもんでね、祭りをやっている価値があるのかなと思いますね。
それこそ、和合だからね。それぞれに色々あるだろうけど、みんな仲良くしてもらって、自然とともに生きて行ければ、一番だなと思いますね。


周辺地図 「和合の念仏踊り」 阿南町和合周辺

念仏踊り 祭りの由来

和合の開祖とされる宮下家15代、宮下金吾善衡(後の雷公五郎助)が、およそ270年前、江戸へ免訴に行った帰りに、川中島(現在の長野市)から伝えたとされています。踊りの形は遠州の大念仏とよく似ていることから、宮下家の出身地である遠州から伝えられたとも考えられます。金吾善衡は念仏踊りが行なわれる林松寺に祠堂(しどう)を寄付し、仏教への信心が篤かったといわれています。踊りはかつて昼に行なわれたときもありましたが、現在は夜に行なわれています。(阿南町HPより)

アクセス 三遠南信道路・天竜峡IC

三遠南信道路・天竜峡IC下車、国道151号線経由(天竜峡ICから約40分) 阿南町役場から和合まで
最寄り駅:JR温田駅