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「こんにちは伊那谷」は1回2分半の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。

  伊那市三峰川

樹齢八百年〜千年 神社に立ち並ぶ大杉 

里山を訪ねて 2011年8月11日放送

七椙神社には、樹齢八百年から千年を越える大杉七本が整然と立ち並んでいます。どの杉も一度も落雷にあっていない上、病気にもほとんどかかったことがないといいます。七本の大杉が天に向かって伸びている姿は圧巻です。
静止画 七椙神社3.jpg
七椙(ななすぎ)の椙という字は、スクスク伸びる木という願いが込められた字だそうです。


静止画 七椙神社2.jpg

七椙神社の大杉 データ

樹齢:800年〜1000年 
高さ:約50メートル
特徴:一度も落雷にあってない
見所:整然と立ちならぶ七本の大杉と七椙神社

七椙神社の氏子の皆さんは、365日、毎朝、交代で境内の清掃続けています。役員の皆さんによって、その様子は詳しく記録もされています。こうして長い間健やかにいてくれる椙の枝(自然に折れたものを材料に)をお守りにして、地域ぐるみで大切にし、椙への感謝を後世に伝えています。

七椙神社の大杉 ミニスライドショー

静止画 七椙神社8.jpg

千年の先輩に感謝「しっかり見守ってくんないよ」

七椙神社 神社総代長 宮下孝之さん 

地域の人たちは、「七椙神社」を鎮守の森として親しみを持っていると思います。維持し、守っていくことが我々の使命だと思っています。
これだけ立派な杉がある割には知られていない面もあるので、宣伝もしながらお宮の行事とともに、椙の管理を皆でしっかりやっていきたいと思います。
「これからも皆をしっかり見守ってくんないよ。ありがとな」と声をかけたいですね。


周辺地図 「七椙神社の大杉」 松川町七椙神社周辺

大洲七椙神社(おおしま・ななすぎじんじゃ)

天養年間(1145)片切氏の分流大島氏が大島の地に居館を構え、大島(現在の古町、上新井)を本郷として福与、部奈、小和田を大島領として統治した際に、大島領の鎮守として平治年間(1160)に鶴岡八幡宮より奉祀されたものである。
八幡大菩薩を御神体とし、これに日天子、月天子の両小神像を配してある。この神像の光背に正安元年10月25日(1299)と書銘が記され、日天子は大日如来を表し、月天子は阿弥陀如来をかたどったもので、両像とも彩色豊かなものであり、作者は日天子は「平国保」、月天子は「藤原守清」と記されている。
八幡台菩薩は現在本社の主神であるが、中古にはこれと同じく諏訪大明神が奉祀されていたのではないかとおもわれる。この地方は古くから諏訪信仰が相当根強く大島氏がこの地を領有するに及んで新たな八幡大神を併せ祀り自家の鎮守としたものと思われる。

(大洲七椙神社HPより抜粋)

アクセス 松川IC

松川IC下車(5分)、153号線上新井交差点を天竜川方面へ。
最寄りの駅:JR飯田線 伊那大島駅(徒歩約10分)