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「こんにちは伊那谷」は1回2分半の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。


大鹿村和合

三六災害で崩れた斜面を彩る 

里山を訪ねて 2011年7月21日放送

昭和36年に伊那谷を襲った豪雨災害、三六災害で大きく崩れた大鹿村の大西山。ハナモモの里は、その大西山が大崩落した近く、和合の山下家にあります。
静止画 ハナモモの里1.jpg
山下さんご夫妻は、災害の翌年、崩れ続ける自宅の敷地斜面の崩落を止めようと苗を植えはじめたそうです。それから50年余が過ぎ、山下家周辺は見事なハナモモの里になりました。。


静止画 ハナモモの里10.jpg

ハナモモの里 データ

樹齢:50年(最初に植えた親木の樹齢)
見頃:4月中下旬   
場所:大鹿村大河原和合 近くに秋葉街道
見所:色とりどりに咲く30本余のハナモモと里山

ハナモモは、苗のうちはどんな色の花が咲くかわかりません。山下さん夫妻は、種から苗を育て、敷地内に植え続けています。花の色を想像しながら、訪れる人たちに苗を分け、大鹿村から全国にハナモモの輪が広がっています。

ハナモモの里 ミニスライドショー

静止画 ハナモモの里5.jpg

楽しみながら少しずつ増やしてきました

山下昭司さん(84) 多世子さん(82)

崩れているところを止めようと思い、斜面に20センチ位の苗を植えたのですが、一本残らずついてくれて、きれいに咲くようになって行ったんです。それから、毎年少しずつハナモモの苗を植え、楽しみながら手入れをしてきました。
大鹿村は少し不便なところもあるのですが、住んでいれば、家の周りを見ているだけで楽しいです。


周辺地図 「ハナモモの里」 大鹿村和合周辺

大鹿歌舞伎

大鹿歌舞伎は300余年前から、大鹿村の各集落の神社の前宮として舞台で演じられ、今日まで伝承されてきました。歴史の変遷の中で、江戸時代から明治時代には、歌舞伎上演の禁令は厳しく、その弾圧をかいくぐりながら、村人の暮らしの大事な核として脈々と受け継がれてきました。
大鹿歌舞伎の上演が無かったのは、終戦の年などわずかであったことを考えると、大鹿村の地芝居は隔絶された立地条件とめまぐるしい社会変化の中で生きてきた村の人々の心の拠り所であり、祈りに似たものであったといえます。 春の公演、秋の公演があります。

アクセス 松川IC

松川IC下車、40〜50分。