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「こんにちは伊那谷」は1回2分半の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。

  大鹿村入沢井

山里の暮らしを見守る大銀杏

里山を訪ねて 2012年9月27日放送

逆公孫樹(逆さイチョウ)は、大鹿村の入沢井集落の小さなお堂の脇にあります。弘法大師ゆかりの樹といわれ、弘法大師が諸国行脚の際お堂に立ち寄り読経の間、杖にしていたイチョウの枝を地面に刺しておいたものが抜けなくなり、やがて根を張って大公孫樹になったと言い伝えられています。
静止画 逆さ銀杏 14.jpg
入沢井の四季を彩る逆さイチョウ。


静止画 逆さ銀杏 29.jpg

逆さイチョウ データ

樹齢:伝承930年 
樹高:12メートル   
幹周:8.3メートル 
見所:大銀杏の新緑と紅葉。入沢井集落と南アルプス。

イチョウから垂れ下がって来る乳状の樹皮を煎じて飲むと乳の出が良くなる、といわれる母乳祈願は全国的に知られています。入沢井の逆さイチョウ脇のお堂にも、布を母乳の形に縫って結んだお参りのあとがたくさん見られます。

逆さイチョウ ミニスライドショー

静止画 逆さ銀杏 30.jpg

雄大なイチョウを見ながら仕事が出来る幸せ

逆さイチョウの近くで畑をつくる 東みきさん

雄大なイチョウを見ながら仕事ができるって幸せだなあと思う。秋の紅葉はもちろん素晴らしいけど、ここは春が遅いから新緑に染まったイチョウを見ると本当に嬉しくなります。
豆たたきは、きな粉にするアオバタという種類で、味もいいし色が美しいので毎年つくっています。嫁いだとき、義理の母から教わったもので、私が受け継いでやっています。


周辺地図 「逆さイチョウ」 大鹿村入沢井周辺

火災にあっても雷にあっても

この逆さイチョウは、嘉永5年、付近の民家火災により類焼、また落雷等の災禍にもあったが、根本部分が残されて、現在も太古木の面影をとどめている。(大鹿村教育委員会)
逆さイチョウの木に近寄ってみると、幹の中央付近に火災か雷で焦げたあとが未だに残っています。


アクセス 松川IC

松川IC下車、坂を下り国道153号線を横切って、県道59号線で小渋ダム方面へ。(大鹿村まで約40分) 村に入ったら標識にしたがって「鹿塩」方面へ 道の駅から湯元山塩館方面に向かい、「青いケシ」の小さな案内板にしたがって山道を登る。沢井集落からさらに登ると入沢井に。(道の駅から15分ほど)