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「こんにちは伊那谷」は1回2分半の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。

  天龍村平岡

茶畑に囲まれ天竜川を見下ろす秘境駅

里山を訪ねて 2012年9月20日放送

中井侍駅は長野県最南端の村天龍村の中井侍にあるJR飯田線の無人駅。急斜面に茶畑が広がり、天竜川を見下ろす秘境駅として知られています。
静止画 中井侍 3.jpg
駅の標高は289mで、県内で最も海抜の低い駅です。


静止画 中井侍 11.png

JR飯田線 中井侍駅 データ

海抜:289メートル 
開業:昭和11年(1936年)中井侍停車場として開業   
乗車人数:7人/日(2007年降車人数含まず) 
見所:駅周辺に広がる茶畑と天竜川

昭和11年、三信鉄道(現在の飯田線)の一部が開通、中井侍停車場が誕生しました。その後、昭和18年に三信鉄道の一部が国有化され国鉄中井侍駅に昇格、現在に至っています。一時間に一本程度という少ない路線ですが、便利さでは味わうことができない心の豊かさ、天竜川がきざむ渓谷と鉄道の風景を求めて、全国からファンが訪れています。

JR飯田線 中井侍駅 ミニスライドショー

静止画 中井侍 13.jpg

時代は大きく変わりました

中井侍駅の隣に住む元国鉄職員 江崎義明さん

昔はね、山道を何時間も歩いてこの駅を利用する人たちがたくさんいました。あの頃はのんびりしていて良かったですね。
自動車の普及とともに、駅を利用する人は激減しましたが、今でも子供たち数人がこの駅から通学しているんですよ。
秘境駅を訪れる人が多くなり、駅の待合室にノートを置いています。次の電車を待つ間、それぞれの人が心の告白というか、メッセージを残してくれていて、読むのを楽しみにしています。
交通弱者もいるので、いつまでも飯田線を残してほしいですね。


周辺地図 「JR飯田線 中井侍駅」 天龍村平岡周辺

難工事で切り拓いた飯田線の秘境駅

天竜川の深い渓谷が刻むこの付近は、かつては天竜川を上り下りする帆掛け船や街道を走る馬が人や物資を運んでいました。飯田線は、東海道本線と長野県を結ぶものであり、明治時代から長い時間をかけて築かれたルートです。
特に昭和初期に三信鉄道として開通した三河河合〜天竜峡の区間は、昭和恐慌による経済情勢の急変や、中央構造線のもろい地層と、天竜川峡谷の断崖絶壁に阻まれて工事は難航。コスト削減のため、実際の土木工事は、ほとんど朝鮮半島から来た人々が担った。紆余曲折と日本鉄道史に残る凄惨な工事の末、最後の大嵐駅 - 小和田駅間の開業でこの区間が全通したのは1937年である(当初より電化)。 
(Wikipediaより一部抜粋)


アクセス 飯田ICか飯田山本IC

飯田山本IC→三遠南信自動車道(国道474号)→天龍峡IC→国道151号→阿南町早稲田経由→県道飯田富山佐久間線→天龍村(天龍峡ICより約40分) 
中央道飯田IC→国道151号→
阿南町早稲田経由→県道飯田富山佐久間線→天龍村(飯田ICより約1時間)
豊橋市→国道151号→阿南町新野→国道418号→天龍村(約2時間30分)
浜松市→国道257号→新城市長篠→国道151号→阿南町新野→国道418号→天龍村(約2時間50分)