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「こんにちは伊那谷」は1回2分半の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。

  南箕輪村

農学部キャンパスの四季を彩るチューリップツリー

里山を訪ねて 2012年8月23日放送

信州大学農学部の正門から校舎までの150メートルほどの間、大きなゆりの木(別名:ハンテン木、チューリップツリー)並木が迎えてくれます。学生たちを暖かく見守り、キャンパスの四季を彩ります。
静止画 信大ユリの木並木 1.jpg
初夏にチューリップに似た花を咲かせる事からチューリップツリー、葉が半纏(はんてん)に似ている事からハンテン木(はんてんぼく)の別名もあります。


静止画 信大ユリの木並木 10.jpg

信州大学ゆりの木並木 データ

樹齢:50年余 
樹高:約30数メートル   
見所:四季それぞれのユリノキの姿 並木の下の可愛らしい植物たち
歴史:昭和29年と32年の2回植樹された。

昭和29年と32年の二回、当時の学生たちの実習の一環として植えられました。見事に成長したゆりの木ですが、イチョウやプラタナスを植えて育たず、試行錯誤の結果、信州伊那谷の冬の寒さや標高に合う木としてゆりの木が選ばれ、現在の姿があります。

信州大学ゆりの木並木 ミニスライドショー

静止画 信大ユリの木並木 13.jpg

俺みたいに大きく 学生たちを暖かく見守ってほしい

植樹した頃を知る元信大教授 堀内照夫さん(86)

当時の先生方が銀杏を植えたがうまくいかず、試行錯誤してユリノキの苗木を植えたのを覚えています。3年生くらいの小さな木でした。その苗木が半世紀を経てこのような大木の並木に育ち、感慨ひとしおです。
東京の同窓会の支部などに行くと必ずこのゆりの木並木の話が出ますなあ。(木に声をかけるとしたら)暖かい気持ちで学生を見守ってやってほしいですなあ、俺みたいに大きくなっていい花を咲かせろと。


周辺地図 「信州大学ゆりの木並木」 南箕輪村信州大学農学部周辺

学生ばかりでなく住民の心を潤す大きな存在

長野県の景観100選にも選ばれている信大のゆりの木並木は、四季を通じて様々な姿を見せてくれます。ユリノキは北米原産のモクレン科の落葉樹で成長が早い樹種です。ハンテンの形に似た大きな葉が風に揺れる姿は壮観で、約50本もの大木が連なる並木の眺めは感動的。キャンパスに通う学生ばかりでなく、地域住民の心を潤してくれる大きな存在です。

アクセス 伊那IC

伊那IC下車(約1分)。南箕輪市街地、伊那市内からともに車で10分ほど。伊那ICを出ると高速バスの停車場があります。停車場から徒歩3分ほどです。
最寄りの駅:JR飯田線 伊那北駅、田畑駅
伊那市駅近くの伊那バスターミナルから西箕輪線に乗り、大学入口下車。