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「こんにちは伊那谷」は1回2分半の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。

  飯田市

子やぎの市は全国でここだけ

里山を訪ねて 2012年8月16日放送

下伊那子山羊市場は、今年で63回目(2012年)。下伊那全域で育てられた子やぎがセリにかけられ全国に引き取られていきます。
静止画 子やぎ市場 8.jpg
山羊は各農家で大切に育てられ、セリ市では飼い主と別れを惜しむ姿も見られます。


静止画 子やぎ市場 9.jpg

下伊那子山羊市場 データ

開催場所:三尋石集畜場(飯田市大瀬木) 
開催日時:毎年7月上旬 開催は2012年時点で63回目   
開催内容:例年は午前中共進会 昼からセリ
参加:受付は午前中 一般参加も可

全国で山羊農家が減少する中、飯田市下伊那地方では、約40戸の山羊農家(平成24年現在)が、子やぎを育て、せり市に出していまする。この子やぎ市は、昭和24年に始まりました。かつては主に乳用でしたが、現在は愛玩用や草刈り用として人気です。

下伊那子山羊市場 ミニスライドショー

静止画 子やぎ市場 1.jpg

親子二世代にわたって山羊を飼育 我が子をしとねるように

阿南町の山羊農家 城田政治さん

山羊はモノを言えないので、我が子をしとねる(育てる)ように可愛がって、また、しつけをして育てることが大切だと思います。
親父が山羊を飼っていたので、私がそれを受け継いで飼育を続けています。
優秀な血統を絶やさぬように、私が育てた子ヤギが全国に引き取られ、そこで婿となり嫁となって、いい子をまた産んでもらわなあと思います。
これからも飼育に励んでいきたいと思います。


周辺地図 「下伊那子山羊市場」 飯田市大瀬木周辺

乳しぼり、繁殖、除草、愛玩用として全国へ

かつては日本の農村の原風景のひとつにもなっていた子ヤギがいる風景ですが、今ではなかなか見られなくなりました。最盛期は国内で64万頭が飼育されていましたが(沖縄を除く)、平成12年には約1万頭と激減してしましました。
そんな中、飯田下伊那地方では、
今でも山羊飼育が盛んに行われており、JAみなみ信州の山羊部会には、現在90数名の部会員います。

 昭和24年に開設された下伊那子山羊市場は、今年で63回目となりました。他の畜種でも、半世紀以上続いている市場というのは珍しいそうです。
全国でもここだけという下伊那子山羊市場。全国の山羊農家や飼育家に、貴重な子ヤギを提供しつづけています。


アクセス 飯田IC

飯田IC下車、国道153号線経由で県営三尋石団地を目指す。(約10分)
最寄りの駅:JR飯田線 飯田駅