印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

朝の学舎制作委員会のサイトへようこそ 
Welcome to our Web Site

再生ボタン▶をクリックしてHD動画で番組をお楽しみ下さい。ボリューム調整は画面右下にあります。(約28分)


  〜阿智村清内路 子供たちとおおまきの四季〜

テレビ信州 2013年1月3日放送

春 今年も子供たちのコカリナの練習が始まった

 下清内路に建つ旧清内路郵便局。毎週金曜日の夜、レトロな建物に裸電球が灯ります。「清内路コカリナを吹きまい会」の子供たちの練習が今年も始まりました。
 今年の目標のひとつは、7月に中川村で開かれる「黒坂黒太郎コカリナ・コンサート」に出演することです


静止画4練習.jpg
 子供たちにコカリナの指導をしているのは、清内路在住の主婦原京子さん。ふるさとの良さをを子供たちに伝えようと、主婦仲間で「清内路コカリナを吹きまい会」を立ち上げ活動をつづけています。そんな京子さんや子供たちに、この夏大きな出来事が待ち構えていました。

静止画 おおまき 夏.jpg

   小黒川のミズナラ(国指定天然記念物)

 清内路ではミズナラの別称、大槇(おおまき)と呼ばれ住民に親しまれている。2004年に台風で枝が折れ、その枝でコカリナと呼ばれる楽器がつくられました。清内路コカリナを吹きまい会は、これを契機に活動をつづけています。



コカリナ静止画11.png

台風で大きな枝が折れおおまきが無惨な姿に

村中の人を悲しませた大きな出来事

何百年も生きてきてなぜ今年に?

 梅雨に入った6月22日、清内路も台風4号の影響を受け一晩中強い風雨が吹き荒れました。翌23日、オオマキに大変なことが怒りました。オオマキ大きな枝が折れてしまったのです。
コカリナ静止画26.jpg
左側の一番大きな枝が、幹からはがれ落ちるように折れてしまいました。樹齢400年あまりと言われる「小黒川のミズナラ」は、たった一晩で変わり果てた姿になってしまいました。

コカリナ静止画27.jpg

台風4号の大雨と強い風がオオマキを襲い無惨な姿に

日本一美しいと言われていたオオマキは、無惨にも半分になってしまいました。駆けつけた原京子さんは、「何百年も生きてきて、なぜいま…」と強いショックを受けた様子です。村人にも話が次から次へ伝わり、村中が悲しみに包まれました。

住民グループ「おおまきの会」桜井正彦会長の話  オオマキは長生きをしてここに立っていたわけですが、今まではそれは当たり前の事と思ってきたわけです。ところが、こういうことが起こるとね…。当たり前ではなく、頑張って美しい樹形を保っていたんだなと、改めて思いますね、帰省してここを訪れ、オオマキに癒されたという人も多いので、ほんとうに残念。悲しい出来事です。