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「こんにちは伊那谷」は1回3分の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。


阿智村清内路

 多くの若者が修行〜在来工法を次世代に伝える

シリーズ職人の手 2014年8月20日放送

 櫻井さんは若い職人の育成にも力を注いでいます。
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櫻井三也さんは、飯田市下伊那地方の神社仏閣の建築や修復、彫刻などを手がける宮大工の棟梁です。


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宮大工 櫻井三也さん データ

工房:三清工房(阿智村清内路) 
匠の技:神社仏閣の建築・修復 彫刻   
建築物:信濃比叡広拯院、今宮神社神門、関昌寺本堂、瑞光禅院本堂など
問合せ:電話0265−46−2210

櫻井さんは、小学生の頃から仏師を目指し、仏像のスケッチや彫刻を独学、15歳から修行をはじめ昭和56年に独立しました。清内路を拠点に神社仏閣の建築と修復、彫刻を手がけるほか、古民家再生にも取り組んでいます。

宮大工 櫻井三也さん ミニスライドショー

静止画2016-宮大工-9.jpg

技術を伝承し 在来工法で後世に残る建物を

宮大工 櫻井 三也さん

在来工法の建築は、職人が少なくなりできなくなる時代が来るのではないかと思い、それで、できれば一人でも多くの大工、職人を育てたいなと思って
今一生懸命やっているところです。
なんとか技術を伝承してもらって、後世に残る建物をつくっていってもらいたいなと思っています。


周辺地図 「宮大工 櫻井三也さん」 阿智村清内路周辺

ふるさとへの思いと古民家再生

 「減りつつある古民家は地域の宝。田舎らしい風景をみせることこそが、これからの観光だ」
 阿智村と阿智村清内路の商工会に提案したのがきっかけで立ち上がった『古民家再生事業実行委員会』の委員長に就任した。
 
 彫刻家を志し、京都の仏師に入門する予定だったが、心臓を患って断念。「地元で働くなら宮大工にならねば」と数か所で修行しつつ、宮大工の技法を独学で身に付け、1981(昭和56)年に三清建築を地元・下清内路で創業した。
仕事の中心は、神社仏閣の建築と修復、彫刻。これまでに阿智村・広拯院、阿南町・関昌寺・瑞光院、飯田市・冨士山稲荷神社・白山神社など数十軒の建築と修復を手掛けてきた。
 観光旅行で訪れた英国で、古い建築物や道具を大切にする習慣を目の当たりにして、古民家を守る必要性を痛感した。
「このままでは、日本から田舎らしい風景がなくなる。今動き出さねば次世代に技術も引き継げず、古民家が残せなくなる」
この思いが2村の商工会を動かし、プロジェクトがスタートした。「都会の人が感じる田舎の魅力は、古民家のある風景だ」と強調する一方で、持続可能な地域づくりにも古民家は欠かせないと櫻井さんは言う。
「100年の歴史を感じさせる柱や梁(はり)を見て育った人が帰って来るのは、家族に会うためだけではなく、建物に郷愁と愛着を感じているから。それがなくなれば、ふるさとへの思いは薄れる。Uターンや交流人口を増加させるためにも、古民家は残さねば」
 
(三清建築HPから抜粋)


アクセス 飯田山本IC

飯田山本IC下車、昼神温泉を経て清内路へ(車で約15分)