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「こんにちは伊那谷」は1回3分の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。


泰阜村

天竜川の断崖絶壁にある秘境駅

里山を訪ねて 2016年8月6日放送

田本駅は、高台にある田本集落から山道を徒歩で約15分下った天竜川沿いの絶壁にある秘境駅です。
静止画2016-田本駅-3.jpg
車社会にになり、駅を利用する人はほとんどいなくなりましたが、田本の人たちは駅までの山道の清掃や整備を行っています。


静止画2016-田本駅-2.jpg

JR飯田線 田本駅 データ

開通:昭和10年(1935年)11月15日(開業) 
上下駅:温田⇆田本⇆門島   
アクセス:田本集落からの山道 下り約15分 上り約25分
平均乗車人数:3人/1日 (2014年)

 昭和10年に地域の悲願で三信鉄道の田本停留所として開業。昭和18年に国有化され飯田線となって田本駅に昇格した。駅の前後はトンネルに挟まれ、背後はコンクリートの絶壁、下方には天竜川が流れ、鉄道ファンからは渓谷の秘境駅として知られる。
駅に行くには田本集落から山道を徒歩で下るか、対岸の泰阜村川田から天竜川にかかる吊り橋「竜田橋」と支流の吊り橋を渡り、天竜川沿いの山道を徒歩で行くしかない。(竜田橋周辺には駐車場が無いので注意)

JR飯田線 田本駅 ミニスライドショー

静止画2016-田本駅-8.jpg

駅までの山道を数えくれないくらい上り下りしました

田本駅から通学した 林 基(もとい)さん

国道などの道が整備される前は、駅は交通網の主でしたから、泰阜村の住民にとってはひとつの誇りでもあったんですよね。私も子供の頃から家族と駅までの道を数えくれないくらい上り下りしました。母に「のどが渇いた」と言ったら「天竜川を見れば渇きが治まるから」と言われたことを覚えています。父や母との思い出がたくさん残っている駅ですね。
やはり、長く住民の足となって来ましたので、これからも、是非ともここに残ってほしいと思っています。


周辺地図 「JR飯田線田本駅」 泰阜村田本周辺

田本駅

田本駅(たもとえき)は、長野県下伊那郡泰阜村田本にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線である。

朝夕の一部の普通列車は当駅を通過する一方で、朝に上りのみ設定されている快速列車は停車するため、逆転現象が生じている。
単式ホーム1面1線を持つ地上駅飯田駅管理の無人駅で駅舎はなく、ホーム上に待合所が設置されているのみである。
いわゆる秘境駅。ホーム背後にはコンクリート製の巨大な擁壁(上部では擁壁から岩が突き出している)がそびえ、線路下は天竜川の渓谷である。道路から駅へは人ひとり通れる程度の山道のみが存在し、逆に駅から車道へ出るには、その山道を延々と15分ほど登らなければいけない。学生1人・社会人1人が定期利用している。なお、山道へ行く道はトンネルを越えた所で分岐しており、もう片方は天竜川をまたぐ吊り橋へと続く。

 Wikipediaより

アクセス 三遠南信道 天竜峡IC

飯田山本ICから三遠南信道へ、天竜峡IC下車。県道1号で泰阜村へ、また、天竜峡ICから国道151号線経由で阿南町に向かい早稲田の信号を右折、県道244号線で温田へ向かい田本へ。